AutomatorでChromeシークレットブラウザを起動する

Google Chromeのシークレットモードをご存じでしょうか。Google のヘルプには以下のように記載されています。

シークレット モードでは、閲覧履歴、Cookie、サイトデータ、フォームに入力した情報はデバイスに保存されません。

https://support.google.com/chrome/answer/7440301

これに加えて、シークレットモードでは、通常は拡張機能が利用できません。様々な拡張機能を利用する事で大変便利にインターネット閲覧を行えるようになりますが、見えないところでの処理が増えるため、逆に拡張機能をオフにしたい場合もあります。その場合にシークレットモードを利用すると便利です。

今回は、Automatorを使って、簡単に、Google Chromeをシークレットモードで起動する方法のご紹介です。Automatorを使うのでmacOSのお話となります。Windowsの方はショートカット等でご対応ください。

Automator起動

Spotlight検索(メニューバーの虫眼鏡アイコン)でAutoを入力すると、Automator.appが表示されるので選択します。

Automatorを起動する

Automatorでの段取り

[ファイル]メニューから新規を選択し、アプリケーションを選びます。

アプリケーションを選択

シェルと入力すると、「シェルスクリプトを実行」を絞り込めます

シェルスクリプトを実行を選択

入力する部分(赤点線枠)に、以下のテキストを入力します。

open -n -a "Google Chrome" --args -incognito https://google.co.jp
コマンドの入力

この状態で、ウィンドウ右上の[実行]を選択すると、Chromeがシークレットモードで起動します。

シークレットモードでChromeが起動

無事にChromeをシークレットモードで起動することを確認した後、アプリケーションとして保存します。

このような状態になって完成です。ダブルクリックするとChromeがシークレットモードで起動します。

まとめ

以上、Google Chromeをシークレットモードで簡単に起動する方法でした。様々な機能拡張を入れていると知らない間に重たくなっている事もあると思います。全部オフにしてどうか?などの確認もできますので、シークレットモードを試してみてください。